ココはな?「現場監督って何をする人ぞ」vol.1
「現場監督」の業務について
よく、私は「現場監督」という言葉をつかっています。
これは、スポーツ、産業、創作実演の世界にありますよね。
現場監督とは、工事現場の監督をする仕事です。
現場を監督するというのは、品質・安全・コスト・工程(スケジュール)を管理します。
木造の住宅会社なので、木材が必要だから木材、そのほか必要な材料やキッチン、ユニットバスなどを発注するわけですが、その木材などを予算内の金額で購入し(コスト)、適切なタイミングで材料が届くよう手配し(工程)、届いたら大工さんや現場の人たちが安全に作業できるよう整備して(安全)、設計図どおりか確認する(品質)といった仕事です。
1⃣施工管理
→現場監督の仕事のことで、基本的に同じ意味と思ってください。
2⃣工程管理
→工程表の作成、完成までの進捗管理や作業間の調整です。
日程表の作成とは、全体のスケジュールの作成です。
※↑全体では表現しきれない場合、週間工程や月間工程を作成する場合もあります。
必要に応じて、作業計画書というものも作成します。
いつ材料などを発注して、いつ材料が入ってくるか(搬入)、いつから作業すれば効率よく出来上がるかなどを考慮しながらまとめていきます。
完成までの進捗管理は、工程表どおりに毎日予定している作業が終わっているか、次の作業に支障はないか、材料は届いているかを確認します。
毎日確認することで、遅れそうなところを事前に把握し、早めの対策を取っていきます。
作業間との調整は、工程表どおりに作業ができない場合があり、何らかのトラブルが発生したり、作業に遅れがでているような場合でも作業の順番を変更したり、人員の配置換えや作業する場所の変更などをすることで、遅れが出ないように調整します。
3⃣安全管理
→安全移設の管理、体調の管理、危険作業の管理があります。
安全施設の管理は、落下の危険があるような場所に手すりがあるか、無理な体制での作業がないかなどを管理します。
必要であれば、作業足場などを設置して安全確保をします。
体調の管理は、作業前に顔色をみたり、熱中症対策や今ではコロナウィルス対策をして、作業が円滑に進むよう作業する人にも配慮しています。
危険作業の管理は、周囲で危険な作業がある場所を把握して、立ち入らないよう注意喚起したり、事故の多い作業の事例を共有して意識を高めます。
今日の作業にどんな危険があるのか、事前に確認することもあります。
事故やケガがあると作業する人が働けなくなったり、作業が遅れてしまうなど問題が起こるので、安全第一で管理が必要になるのです。
4⃣品質管理
→使い材料の品質と作った完成品の品質です。
使う材料の品質とは、手配した材料が所定の品質の物なのか、手配した分だけきちんと届いているのかを確認します。
完成品の品質とは、出来上がった物が基準内におさまっているのかを確認します。「床が傾いている」とか起きると問題ですよね⁉
そうならないように、節目ごとに確認して基準内におさまるようにします。
5⃣図面作成~の続きは、次回でお話させていただきます。